身内が亡くなり、
列車に揺られ揺られて8時間、
通夜に間に合うように一度実家に戻り、
通夜に参列いたしました。
関東と葬儀の形態が全く違い、
仕事柄大変興味深く参列させていただいたのも事実です。
ところ変われば葬儀文化も違うことを目の当たりに致しました。
通夜は自宅で僧侶を迎えて身内だけで行い、
葬儀式は葬儀社さんの会館に翌朝場所を移動し、
お棺やお花、盛りかごなども早朝に移動。
葬儀式が終われば一般参列者の方はお帰りになり、
一度休憩が入ったのち初七日が執り行われ、
そのあと花入れ、出棺。
火葬場ではお骨上げは、
一人一人がお骨をお箸で拾い骨壺へ。
これを最後のお骨がなくなるまで
何度もぐるぐる回りながら骨壺へ納めていきました。
やり方は地域で違うんだなと肌で実感いたしました。
ところで話は変わりますが、
亡くなった方の奥様のお話を聞いて驚きました。
30年ほど前に大病を患い、一度死の境をさまよった事があるそうです。
家族が葬儀の準備を始めなければと話しているような状況の中、
ものすごく綺麗なお花畑を通り、大きな川の手前に到着。
その対岸には楽しそうな人たちがいっぱいおられ、
私もそちらに行きたい!と強く願っていたところ、
対岸にいた本人のおばあさまが、こっちにくるのはまだ早いから
向こうに帰りなさ~いと手を大きく振りながら叫んでいたとのこと。
本人はしぶしぶその言葉に従い戻っていくと目が覚め、
家族やお医者さんなどに大変驚かれたそうです。
そういう話はテレビなどでよく聞いたりしますが、
身内でそういう話を聞いて、あの世の事を考えざるを得ないと思いました。
そういった話を直接聞けたのもよかったなと思いました。
そしてもう一つ、
故人が夢枕に立たれたんですよ。
亡くなったその夜の出来事でした。
『今までありがとうございました』
と言ってくださいました。
そのあと、沢山の方に囲まれて楽しそうに会話をしながら、
あちらの世界に行かれる姿を見たのです。
この話はそのご家族の方に伝えました。
病気で闘病生活をされていましたが、
なんだか安心して葬儀で送ることができました。