毎月11日になると東日本大震災で犠牲になられた方々に思いをはせます。
震災直後に救援物資を持って訪れた被災地。
そこは何をどうしたらこんなことになるんだろうというほどの悲惨な状態でした。
自衛隊がやっと瓦礫を取り除いて意地でも通した一本の道。
その道は本当に狭いものでしたが、希望の道でした。
ふと、車から降り辺りを見渡すと、そこには確実に誰かの大切なものであったであろう品々が
泥をかぶり、散乱していました。その光景に思わず絶句でした。
そこにはアルバムから引き離されたであろう写真も多数ありました。
思い出がたくさん詰まっているアルバム。
その思い出と尊い命と、その土地で歴代築いてこられたすべてのものが
津波で飲み込まれてしまったのですね。
写真に写っている方はご無事であったんだろうか?
この写真を持ち主にお届けしたいと思いながら、どうすることもできなかったことを
思い出します。
“無力“を身を以て感じた瞬間でした。
写真はその時代やその瞬間に思いをタイムトリップさせてくれるものですよね。
ご葬儀の時に、式場に思い出の品とともにお写真をお持ちいただくことも多々あります。
一枚の写真、一冊のアルバムを通じて人と人をつなげていく瞬間があります。
不思議ですね。
こちらもその輪に参加させていただくことも。
ご葬儀の場が人と人をつなぐ大切な場でもあることを改めて感じるのです。
東日本大震災の月命日である11日。
私たちは無力ですが、彼の人と人とを結ぶ役目と
そういう場を作れるようにしていきたいと思います。
7/11記
2015年7月17日金曜日
あじさい忌
台風11号の影響や被害が各地から報告されています。
皆様方のところはいかがでしょうか?
今日 7月17日はあの石原裕次郎の忌日。
あじさいが好きであったという裕次郎さん。
それでこの日を“あじさい忌”と呼ぶそうです。
裕次郎さんは実は雨男で、命日の行事はいつも雨の日となり、
この日を“裕次郎雨”とも呼ばれるようになったとか。
裕次郎さんが亡くなったのは昭和 62年 (1987年) のこと。
あれから27年になるんですね。
先日 裕次郎さんが眠られるお寺に吉澤企画のスタッフがお仕事で伺いました。
裕次郎さんのお墓にもお参りしてきたそうです。
一輪の花や、雨の匂いが彼の人を思い出させてくれる。
それだけ大きな存在だったんですね。
私たちの周りにも、五感を通じて彼の地へ往かれた方々を思い出し、
偲ぶことができることを教えてくれているようです。
2015年7月7日火曜日
研修・研修・研修~止まらないんです!向上心!
※納棺のレベル向上!より美しく
ご納棺後の仕上がりに個人差があっては商品にならないのでは?キカクでは、仕上がりを統一するチェックを行っています。また装飾につかう綿の素材をフワフワな物にグレードアップ!
※吉澤企画の新人さんは使ってます!
ストレッチャーの使い方講座。あげたり下げたり摘んだり下したり。これだけでも新人さんには大事な経験になります。様々なケースを想定してさあ練習。
※エンバーミングの基礎知識向上!!
どんな時に有効なのか?効果は?手順は?メリットは?注意点は?など、講義は基礎中の基礎から始まりました。施術がもたらすご遺族へのグリーフサポートといった、メンタル面まで話が及ぶと、もう深夜。最後は、エンバーマーであるご本人が大切にしている事に一同共感。ぜひとも次のステップを!とお願いし、次回はメイクについての講習を開催して頂く事になりました。
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