納棺メイクのプロ講師を迎えて、まずはメイクの基礎の座学から。
内容は、死化粧をする目的、ビューティーメイクとの違い、それぞれ化粧品の使い分け、使い方やメイクコツなどを学びました。今まで、見よう見まねでやっていたものから意味合いをわかってやるのとは違うんだと改めていい勉強になりました。また、現在の寝台部では使ったことのない「スパチュラ」や「フック」など処置の便利グッズまで紹介して頂き早く取り入れ使ってみたくなりました。
そして、続いて行ったのが実践メイク。スタッフ山田君をキャンバスにしてみんなでぬりぬり。ファンデーションからチークまでポイントを教わりながら死に顔メイクを作っていきました。
さらに登場したのがエアブラシファンデーション。スキンスリップしてしまうようなご遺体のメイクに使えるもので、コツをつかめばなかなか面白い道具として使えそう。部長の宮澤さんも真剣に練習!
結局、メイクも場数が必要で実際に状態の違うご遺体を前にしてどれだけご家族の満足するメイクができるかというのが大事で、今回はその大きなきっかけを作って頂いた講習会になりました。亡くなった方の肌はちょっとした温度変化で乾燥したり傷んだりしてしまい、一度きれいにメイクできたとしても翌日にはメイクが浮いたり崩れたりてきちゃったり…ご出棺まで綺麗に保つのが死化粧としてワンセットなんですね。まだまだ勉強の日々は続きます
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