2016年1月20日水曜日

寝台部のチャレンジ 次へのステップへ


新年あけましておめでとうございます。登戸本社の近所にある神社へ交通安全とさらなる発展を祈願し、寝台部メンバーでお参りしながら恋みくじの結果にドキドキしている寝台部の宮澤です。
 

さて今回は寝台部の次へのさらなるステップアップのために先日わたくし宮澤先陣を切り単身長野の葬儀社さんへメイクの修行に行ってきました。イメージでいうならば・・大規模な葬儀社さん伺ったはマジ緊張しました。()
 
 なぜ長野なのかというと、こちらの次長さんが東日本大震災でボランティア支援の活動をされていたり、まだ記憶に新しい御嶽山の災害時にも駆けつけた方なのです。そして吉澤社長とお友達なのです。この方のご遺体処置メイク・修復技術は一級品です。今現在、吉澤企画寝台部のご遺体の処置やメイクのレベルは定期的に研修なども行っており、他の寝台会社に負けないのレベルではないかなと思います。しかし、「負けない位」ではなく自信を持って、お客様に喜んで頂きたい!その思いは私、宮澤が東北の震災でお亡くなりになった方を宮城県石巻市までお迎えに上がり安置所にて処置・メイク・旅支度と対応をし、ご遺族の方々に泣きながら「本当にありがとう」と言われた時に、もっと自分に腕があればもっとご遺族に喜んで頂けたのではと思った事はがきっかけでもあります。

 
 今回の研修ではナチュラルなメイク、それは故人様が生前お元気だった頃のお顔にすこしでも近づけるメイクを学びに行ってきました。お口が開いている方を閉口する技術、目が開いている方を閉眼する技術、ほほが痩せている方に施す技術、お顔の色が変化している方にするお化粧の技術などいろいろと習得してきました。研修の場はご自宅にご安置されている方のもとへ伺いご遺族の前で施すという緊張しまくりの現場研修でした(汗)

 
今年も寝台部一同みなさまスタッフのお手本になれるよう頑張ってまいりますのでよろしくお願い致します。随時寝台メンバー募集中ですのでお気軽にお声をかけてくださいね。処置・メイク・納棺等のアドバイスもできますので習得したい方はぜひ寝台部へ聞いてくださいね。

 

たまには熱く『仕事』について語ってみるコーナー


いくつかの専門分野が協力することで成り立っているお葬式の現場。お芝居やライブなどのイベント系現場はもちろん、建築業や倉庫業などそれぞれの専門的な職種が役割を果たす同じような成り立ちで完成するお仕事は沢山ありますが、そのどこででも活躍することが出来る僕らは貴重な存在でしょう。毎回、現場に出ることで一つの視点からではなく様々な角度からお葬式を見ることが出来るわけで、そんな職種は他にありません。また、同じ業種であっても、会社毎に道具の呼び方や施工の手順などが違います。もっと言えば、同じ会社の中でも担当者によって細かなこだわりがあったりします。その細やかな個人差にも丁寧に合わせパートナーとして現場を完成させていく僕らは人々の倍以上に様々な部分に意識を通わせる必要があり、その細かな気遣いを期待されているのです。最初から完璧にできる人なんていません注意を払うべき最低限度は、他のお仕事よりも高い位置にハードルがあるのかもしれませんね。

 では、ベテランならばすべてのハードルが簡単に飛び越えられるのか?と言ったら…実は完全ではありません。しかし、飛び越える為の方法を考えたり、選んだりできるだけの経験を積んだからこそ、その経験に助けられているのです。何年経っても、毎回初めて経験するライブですからね、葬儀は。ましてや葬儀に対して詳しくないご喪家が相手なので上手にリードしてあげたり、解りやすい説明をしていても予測できないトラブルは出てしまいやすいのです。その状況の中でのベストは何かを割り出し判断しなければ葬儀は成功しません。

僕らの過ごす毎日は他の仕事に比べて特別な経験であり、知識を深めたり対応力を養う為の材料に囲まれて仕事をしています。一日に一つ仕事を覚えれば、一週間、一か月、そして一年が経過したらどれほどスタッフとして成熟していることでしょうか。日々の様々な現場で経験を積むうちに、いつのまにか大きなハードルを飛び越えられる力は自然と備わってきますって。一日に何か一つでも習得する!年の初めですからね。そんな事を意識しながらお仕事してみては如何でしょうか。昨年より一層のご活躍を期待しております。本年もよろしくお願いします。