2016年1月20日水曜日

たまには熱く『仕事』について語ってみるコーナー


いくつかの専門分野が協力することで成り立っているお葬式の現場。お芝居やライブなどのイベント系現場はもちろん、建築業や倉庫業などそれぞれの専門的な職種が役割を果たす同じような成り立ちで完成するお仕事は沢山ありますが、そのどこででも活躍することが出来る僕らは貴重な存在でしょう。毎回、現場に出ることで一つの視点からではなく様々な角度からお葬式を見ることが出来るわけで、そんな職種は他にありません。また、同じ業種であっても、会社毎に道具の呼び方や施工の手順などが違います。もっと言えば、同じ会社の中でも担当者によって細かなこだわりがあったりします。その細やかな個人差にも丁寧に合わせパートナーとして現場を完成させていく僕らは人々の倍以上に様々な部分に意識を通わせる必要があり、その細かな気遣いを期待されているのです。最初から完璧にできる人なんていません注意を払うべき最低限度は、他のお仕事よりも高い位置にハードルがあるのかもしれませんね。

 では、ベテランならばすべてのハードルが簡単に飛び越えられるのか?と言ったら…実は完全ではありません。しかし、飛び越える為の方法を考えたり、選んだりできるだけの経験を積んだからこそ、その経験に助けられているのです。何年経っても、毎回初めて経験するライブですからね、葬儀は。ましてや葬儀に対して詳しくないご喪家が相手なので上手にリードしてあげたり、解りやすい説明をしていても予測できないトラブルは出てしまいやすいのです。その状況の中でのベストは何かを割り出し判断しなければ葬儀は成功しません。

僕らの過ごす毎日は他の仕事に比べて特別な経験であり、知識を深めたり対応力を養う為の材料に囲まれて仕事をしています。一日に一つ仕事を覚えれば、一週間、一か月、そして一年が経過したらどれほどスタッフとして成熟していることでしょうか。日々の様々な現場で経験を積むうちに、いつのまにか大きなハードルを飛び越えられる力は自然と備わってきますって。一日に何か一つでも習得する!年の初めですからね。そんな事を意識しながらお仕事してみては如何でしょうか。昨年より一層のご活躍を期待しております。本年もよろしくお願いします。

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