昨日公開になった映画を観てきました。
直木賞を受賞したこの作品は、不慮の死を遂げた人を悼むため
全国を旅しながら故人を自身の心にとどめていく主人公の物語。
私はよくご葬儀のお仕事をしている中で、聖職者の方々がよく一番の供養っていうのは
故人を思い出して差し上げることだという話をされているのをよく耳にします。
実際、私の祖母も亡くなる直前に自身の写真を送ってきて、その写真とともに
添えられた手紙に 私のことをこの写真を見て思い出してほしいと書いてありました。
人の心の中に生き続ける!
これが仏となり、御魂ということなのでしょうか。
いずれにしても、人はその体を離れたのちは、
他の人の心の中でこそ生きていくのだと思います。
それがその方が生きたという証しになるのでしょう。
私たちがご葬儀をお手伝いするにあたって、ご遺族やご親族、ご友人の方々の
心の中に その方のよき思い出をどれほど残して差し上げることができるかが
問われているのだといつも思ってお仕事をさせていただいています。
亡くなった方を悼む!
この映画を通して
その心を忘れることがないように、襟を正してお仕事に臨みたいと思いました。
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