天皇陛下傘寿のお祝いで春に続いて皇居乾通りが一般解放となり、
朝の7時半から並んで参加してまいりました。
一番乗りの方は前日の夜11時半から寝袋持参で来られたとか。
私が到着した時は100人くらいがすでに並んでおられました。
しかし、その後は続々と団体さんが到着され、
あっという間に皇居前広場は長い長い行列ができていきました。
春と同じく、9時すぎには手荷物検査とボディーチェックが終わり、
10時開門予定が繰り上がられ9時半には坂下門から皇居へと・・・
(春も参加させていただきました)
1番乗りの方はというと、手荷物検査で後から来た方に抜かれ、
私たちと同じ場所で開門を待っておられましたが、皇宮警察の方がやってこられ、
あなた一番乗りの方ですよね?!
先頭へどうぞ!!と案内され 無事に先頭集団に入られました!
ナイスです 皇宮警察!!
2番目の方は朝5時半から来られていたそうですが、
自分はいいんだ 1番じゃないから と
私たちの列に甘んじておられました。
1番じゃないとダメなんですね~!
春の桜の季節もよかったですが、秋の紅葉もまた格別でした。
皇居乾通りはたくさんの人でいっぱいでしたが、
混乱もなくスムーズに、しかも思い思いに散策できて、
雲一つない晴天のもと、色とりどりの紅葉を楽しむことができました。
乾門を出て、北の丸公園の紅葉や、
足を延ばしての神宮外苑のイチョウ並木も見てきましたが、
どれも素晴らしいものでした。
私の好きな竹内まりやさんの歌に
“人生の扉”というのがあります。
そこには
『満開の桜や 色づく山の紅葉を
この先いったい何度 見ることになるだろう・・・』
とうたわれています。
私の弟の家族が満開の桜の木の下を
入院中であった父を車いすに乗せて連れ出してくれたことがありました。
それが父にとって最後の花見となりました。
この世に生きている間に、何度こういったきれいな自然に触れることができるのでしょうか。
それは自分だけでなく、来られていた方々の背中を見ながら考えさせられました。
乾通りを通りながら、竹内まりやさんのこの曲が
頭の中をずっとめぐっていたのは言うまでもありません。
これからもこういう自然に触れる機会をたくさんもっていきたいと思った一日でした。